10/7に開催されたArchi Future 2011の様子を報告します。
Archi Future 2011 のセミナー S-1 には、300名を越える満員のオーディエンスにお越し頂き、大盛況でした。
会場では、IAIによる各チームへのアワード、審査講評、最優秀賞、神戸市長賞の発表、表彰式などが次々と行われました。
そして、神戸市長賞の発表です。
神戸市市長賞
チーム BIM LABO
神戸市による審査で、神戸市にふさわしいデザインであると評価されました。
おめでとうございます。
そして、最優秀賞。
最優秀賞
チーム TMT
審査方針に的確に応え、BIMを活かしたプロセスを踏まえた優れたデザインに到達しました。
おめでとうございます。
IAI日本による技術的評価で最も優れたチームに特別賞「Buildin Smart賞」
特別賞「Building Smart賞」
PLAN-B
Building Smart賞
PLAN-Bは、特別賞であるBuilding Smart賞を受賞しました。
施工図作成、 設備設計分野において ちがうCADシステム間で IFCデータ連携を行い、新しく開発された IFCビューワを活用し 三次元形状データ連携の新しいワークフローにチャレンジしました。
スカンクワークス
Building Smart賞
スカンクワークスは、特別賞であるBuilding Smart賞と チーム投票1位となり、チーム投票賞を獲得しました。
スカンクワークスは、会社として BIMへの取り組みが定着し、安定したBIMプロセスを回せる力量が垣間見えます。
ORANGE ARK
Building Smart賞
ORANGE ARKは、特別賞であるBuilding Smart賞を獲得しました。4D/5D、干渉チェックなど 広範囲なBIM連携で IFCデータ連携にチャレンジしています。
意匠・設備間の調整に モデルチェッカーを活用するなど 先進的な試みにもチャレンジしています。
各チームに付与されたアワード
BIX
BIMプランニング賞、IFCデータ連携賞
BIXは、BIMプランニング賞とIFCデータ連携賞のダブルアワードを獲得しました。
BIXは、建物維持運用に関わる視点から、設計の初期段階に 建物運用時のアクティビティをシミュレーションし、 設計へフィードバックする、特徴のある設計プロセスを提示しました。
BIM LABO
BIMフロンティア賞
BIMラボは、BIMフロンティア賞を受賞しました。
生物学的な自動設計をはじめとする 専門性の高いメンバーによる新次元のBIMにチャレンジしています。
チーム ・ タスマニア
エンジニアリング賞
チームタスマニアは、エンジニアリング賞を獲得しました。
設備分野の常連として、設備モデリングや設備工事時のモデル活用など 設備分野のBIMプロセスで特徴のある成果を残しました。
Team COMPAS
BIMチャレンジ賞
チームコンパスは、BIMチャレンジ賞を受賞しました。
提案には、構造や環境への具体的な提案が含まれています。 積算分野の IFCデータ連携にも取り組んでいます。
FKB48
環境設計賞
FKB48は、環境設計賞を獲得しました。Build Live の常連らしく 高水準のBIMプロセスをこなしています。
意匠および環境分野のアウトプットが 充実しています。
構造モデルも 独自構法のモデルを完成させていました。IXは、BIMプランニング賞とIFCデータ連携賞のダブルアワードを獲得しました。
東京都市大学デザインマネジメント研究室
BIMプランニング賞
運営時の人員検討や、サイン計画など、BIMをFMにまで拡大する具体的な取り組みを見せました。
金沢工業大学
エンジニアリング賞、チーム投票賞
金沢工業大学は、エンジニアリング賞と チーム投票賞を受賞しました。投票では2位でした。
シェル解析などの 高度な構造解析にチャレンジし、BIMとエンジニアリングとの可能性に取り組みました。
TITV
エンジニアリング賞
TIT IIIは、エンジニアリング賞を獲得しました。
初期ゾーニングから設計段階まで、IFCスペースを使用した 熱負荷計算や 風解析による 建物配置の最適化など、 設計に解析をうまく活用しています。
ENKENZ
BIMチャレンジ賞
ENKENZは、BIMチャレンジ賞を受賞しました。
BIMソフトの導入からスタートし、ゾーニング、環境性能検証、モデリングなど 一連の BIMプロセスを 短時間で完了させることができました。
TMT
環境設計賞
TMTは、環境設計賞を受賞しました。
たくさんの風シミュレーションを実行し、形状にフィードバックしながら 最適化を目指す試みを示しました。
国士舘
パフォーマンス賞
国士舘は、パフォーマンス賞を獲得しました。
津波の影響を考慮した計画に 取り組みました。 少人数のチームでしたが、課題となったスペースの検討を丁寧に行いました。
HN-OBK
ソーシャルコミュニケーション賞
HN-OBKは、ソーシャルコミュニケーション賞を受賞しました。
第3者の意見を ソーシャルネットワークで集め、計画に反映させる取り組みに挑戦しました。
三都物語+
コラボレーション賞+
三都物語+は、コラボレーション賞プラス を獲得しました。
前回のメンバーに新メンバーを加え、ネットワークを活用した共同作業にさらに磨きがかかりました。
今後のお知らせ
・作品集の作成を計画しています。
参加チームの皆様に原稿作成を依頼いたします
・まとめシンポジウムの開催を計画しています。
さらに時間をとって、チームの取り組の発表や、BIMについて議論を行う計画です。
詳細が決まり次第、公表いたします。Blogのチェックをお願いします。